专利摘要:
箱型底部(1)と、それに対応する蓋部(2)と、底部(1)側の跳ね上げ式取っ手(3)とを含む工具などの運搬用のスーツケース。底部(1)と蓋部(2)とが、1つ以上のヒンジによって互いに接続される。蓋部(2)を底部(1)にロックするためにロック部材が設けられ、前記ロック部材は、スーツケースの取っ手(3)と同じ側で底部(1)に回転自在に取り付けられるラッチ装置(4)を含む。前記ラッチ装置(4)は、回転により、蓋部(2)と係合し、閉位置で蓋部を固定する構造である。ラッチ装置(4)と取っ手(3)とは、取っ手(3)が跳ね上げ位置にきたときにラッチ装置(4)をロック位置まで回転させる働きをする、相互作用カム手段(22、23)を有する。
公开号:JP2011512884A
申请号:JP2010547048
申请日:2009-02-25
公开日:2011-04-28
发明作者:フラーム,セーレン・クセルクセス;リーデル,ローベルト・ビリエル
申请人:ラーコ・インターナシヨナル・エ/エス;
IPC主号:A45C11-00
专利说明:

[0001] 本発明は、工具などの運搬用のスーツケースに関する。該スーツケースは、箱型の底部と、それに対応する蓋部と、底部側の跳ね上げ式取っ手とを含み、底部と蓋部とは互いに1つ以上のヒンジにより接続され、蓋部を底部にロックするためのロック部材がある。]
背景技術

[0002] 上述のタイプのスーツケースで工具などを運ぶことは知られている。しかしながら、このようなスーツケースの問題点は、使用者が蓋部をロックして開かないようにするのを時々忘れることである。その結果、スーツケースが取っ手を持って持ち上げられたときに蓋部が開いて中身が飛び出してしまうことが多い。]
[0003] スイス特許第683585A5号明細書は、箱型底部と、それに対応する蓋部と、底部側の跳ね上げ式取っ手とを含むスーツケースを開示している。跳ね上げ式取っ手は、ロック部材の一部を形成する。取っ手が跳ね上げられると、蓋部は底部に対してロックされて、中身がスーツケースから飛び出すのを回避することができる。]
先行技術

[0004] スイス特許第683585A5号明細書]
発明が解決しようとする課題

[0005] 本発明の目的は、スーツケースが取っ手を持って持ち上げられたときに、確実に閉められるという高い安全性を示すスーツケースを提供することである。]
課題を解決するための手段

[0006] 本発明によれば、上述の目的は、ロック部材がラッチ装置を含み、ラッチ装置がスーツケースの取っ手と同じ側の底部に回転自在に取り付けられ、回転によって蓋部と係合し、蓋部を閉位置で固定する構造であり、およびラッチ装置と取っ手とは相互作用カム手段を有し、カム手段が取っ手が跳ね上げ位置にきたときにラッチ装置をロック位置まで回転させることによって達成される。]
[0007] このことにより、使用者は取っ手を握ると、取っ手の跳ね上げにより蓋部が自動的にその閉位置でロックされるようになる。取っ手が握られる前に蓋部が完全に閉じられていれば、運搬中も確実に閉じられた状態になる。ラッチ装置を使用することによって、ロック自体は取っ手に依存しなくなる。取っ手が再び押し下げられたとき、蓋部は、ラッチ装置が分離解除されることによってのみ開けられることができる。ラッチ装置により、蓋部を安定して、かつ容易にロックすることができ、ロック部材がスーツケースの運搬中に解除される危険性がない。]
[0008] 本発明によれば、取っ手は略U字型であってもよく、U字の両脚部で回転自在に取り付けられてもよく、各脚部にはラッチ装置の対応するカム手段と相互作用するカム手段が存在してもよい。このことにより、各端部の取っ手に負荷が均一にかかるようになる。本発明によれば、ラッチ装置も略U字型であってもよく、U字の両脚部で回転自在に取り付けられてもよく、各脚部には取っ手の対応するカム手段と相互作用するカム手段が存在してもよい。このことで、使用者が押し下げられた取っ手を握るためのたくさんのスペースができる。]
[0009] さらに、本発明によれば、ラッチ装置と蓋部とは、手動で解除可能な相互作用スナップ手段を有してもよく、これにより、使用者は、ラッチ装置が適切にスーツケースの蓋部と係合し、開く力を受けるまで蓋部と係合状態であることを感触で確認できる。]
[0010] 最後に、本発明によれば、ラッチ装置のカム手段と取っ手のカム手段とは互いに摺動する表面で構成されてもよく、各表面は取っ手およびラッチ装置の回転軸と平行に伸びる母線を有する円筒状表面であり、その相互作用する表面は、取っ手を跳ね上げ位置から押し下げ位置に戻すことにより、互いに離れるが、ラッチ装置が蓋部を係合状態を維持する構造である。]
[0011] 特に単純な方法では、この構造により、取っ手の跳ね上げにより蓋部が自動的にロックされ、また取っ手の押し下げによりラッチ装置を解除することができるようになる。]
[0012] 本発明は、図面を参照して、以下で詳細に説明される。]
図面の簡単な説明

[0013] 本発明のスーツケースの斜視図である。
本発明のスーツケースの部分断面斜視図である。
図2で示された囲み領域を図2よりも拡大して示した図であり、押し下げ位置の取っ手およびスーツケースの蓋部とロック係合されたラッチ装置を示す図である。
図3と同様の図であるが、ラッチ装置がロック解除位置の状態を示す図である。
図4と同じ図であるが、蓋部が開かれた状態を示す図である。
図4と同じ図であるが、蓋部が再び閉じられた状態を示す図である。
図6と同じ図であるが、取っ手が部分的に跳ね上げ位置にある状態を示す図である。
図7と同じ図であるが、取っ手が完全に跳ね上げ位置にある状態を示す図である。
図8と同じ図であるが、取っ手が押し下げ位置にある状態を示す図である。] 図2 図3 図4 図6 図7 図8
実施例

[0014] 図1に示されているスーツケースは、工具などを収容し運搬するためのスーツケースで、底部1と蓋部2とを含み、これらは、詳細には図示されていないある方法でヒンジによって互いに接続される。容器の外側では、底部1と蓋部2とは、後述するようにラッチ装置4と相互作用する構造である取っ手3を収容するために外向きのキャビティが設けられるように前面で少し延伸される。取っ手3とラッチ装置4とは、前記キャビティに収まるように形成され、また外面に沿って、底部1の前面ならびに蓋部2の前面上面とそれぞれ同一表面になるように形成される。] 図1
[0015] 特に、次の図2から図9から明らかであるように、取っ手3はU字型であり、U字の脚部5、6はそれぞれの軸7に回転自在に取り付けられ、軸7はそれに対応する底部の外側に向かって延伸した部分で固定される。軸7はそれぞれの脚部6に形成されたスロット8内に収容され、前記スロット8はスロット8よりも少し大きい直径の円形溝で終わる。これにより軸7はスナップ効果によって脚部6に接続される。同様にして、ラッチ装置4は軸9を中心として回転自在に取り付けられる。ラッチ装置4もU字型で、脚部10、11は両端部から見ると略三角形で、軸9は三角形の頂点近くの溝内に収容される。U字の横ビーム12と共に、ビーム12に接続されたラッチ装置4の脚部10、11は、突起部13を形成する。突起部13は、その上縁部に沿った突出先端14と、その下縁部に沿った下方突出リブ15とを有する。先端14は、蓋部2の上側に沿って傾斜縁部16に収められる構造であり、リブ15は蓋部2の突出突起部18内の溝17に係合する構造である。突起部13の先端14とリブ15とは、蓋部2が閉位置でスーツケースの底部1上にあるときに蓋部2と前記方法で相互作用する構造である。これは、例えば、図3の場合である。] 図2 図3 図9
[0016] ラッチ装置4の脚部10、11は、突起部13の反対側の縁部に沿って、突起部19、20を有し、突起部19、20はスーツケースの隣接する輪郭に沿う形状であり、またラッチ装置4を図3で示された位置から図4で示された位置まで傾けることができる。図3に示された位置では、ラッチ装置4は蓋部2を底部1に固定するが、図4で示された位置では、ラッチ装置4は蓋部2を解除して、図5に示されるように蓋部2が跳ね上げられることができる。突起部13は、スナップ効果により係合するように蓋部2と相互作用し、係合は要求に応じて維持されることができる。係合は、ラッチ装置4における手動動作で、例えば、ラッチ装置4の上側にある上方突出リブ21によって支承されている横ビームを握ることによって、解除可能である。これにより、ラッチ装置14は、図3に示された位置から図4に示された位置まで手動動作で動かされることができる。] 図3 図4 図5
[0017] 特に、図6から図9から明らかであるように、取っ手3およびラッチ装置4は共に、軸7、9に平行に伸びる直線母線を有する円筒状表面を有する。前記表面22、23は、それぞれ、カム状に互いに相互作用する構造であり、そのために、底部1に接触する位置から跳ね上げ位置(図8参照)まで動かすことにより、図6から図9から明らかであるように、取っ手3は、図示されるように、ラッチ装置4を軸9を中心として、ラッチ装置4と蓋部2との閉係合位置(図8参照)に向かって右回りに動かす(矢印24を参照)。この位置では、取っ手3は、ラッチ装置4の蓋部2との係合を固定し、そのためにこの係合は解除されることができない。取っ手3が押し下げ位置に戻されるとき(図9参照)、ラッチ装置4は、再び手動で左回りに動かされるまで(矢印25参照)、蓋部2とのロック係合状態が維持される。] 図6 図8 図9
[0018] 図から明らかであるように、取っ手3の脚部5、6およびラッチ装置4の脚部10、11はそれぞれ、底部1に固定された板片26、27で部分的に覆われる。図3から図9は、脚部10、11に向かって側面からの板片27を示しており、図8から明らかであるように、板片27は取っ手の横ビーム29を収容するための凹部28を有する。] 図3 図8 図9
[0019] 取っ手3およびラッチ装置4は、適切な材料からなり、当該スーツケースに対応する形状を有する。これらが取り付けられる軸7、9は、図示されていないある方法で適切にスーツケースに固定される。]
[0020] 本発明は、好適な実施形態を参照して説明してきた。本発明の範囲から逸脱せずに、多くの修正がなされてもよい。例えば、取っ手3およびラッチ装置4は、図示したU字型以外の他の形状としてもよい。取っ手3はU字型としてもよいが、ラッチ装置4は取っ手3の各脚部に対応する2つの部品を備えてもよい。この場合、前記部品は互いに離間して蓋部と係合する構造である。]
权利要求:

請求項1
箱型底部(1)と、それに対応する蓋部(2)と、底部(1)側の跳ね上げ式取っ手(3)とを含み、底部(1)と蓋部(2)とが1つ以上のヒンジによって互いに接続され、蓋部(2)を底部(1)にロックするためのロック部材が存在する工具などの運搬用のスーツケースであって、ロック部材がラッチ装置(4)を含み、ラッチ装置(4)が、スーツケースの取っ手(3)と同じ側で底部(1)に回転自在に取り付けられ、回転により蓋部(2)と係合して蓋部を閉位置で固定する構造であり、およびラッチ装置(4)と取っ手(3)とが相互作用カム手段(22、23)を有し、カム手段(22、23)が、取っ手(3)が跳ね上げ位置にきたときにラッチ装置(4)をロック位置まで回転させる働きをすることを特徴とする、スーツケース。
請求項2
取っ手(3)が、略U字型であり、U字の脚部(5、6)で回転自在に取り付けられること、および各脚部(5、6)には、ラッチ装置(4)の対応するカム手段(23)と相互作用するカム手段(22)が存在することを特徴とする、請求項1に記載のスーツケース。
請求項3
ラッチ装置(4)が、略U字型であり、U字の脚部(10、11)で回転自在に取り付けられること、および各脚部(10、11)には、取っ手(3)の対応するカム手段(22)と相互作用するカム手段(23)があることを特徴とする、請求項1または2に記載のスーツケース。
請求項4
ラッチ装置(4)と蓋部(2)とが、手動で解除可能な相互作用スナップ手段を有することを特徴とする、請求項1、2または3に記載のスーツケース。
請求項5
取っ手(3)のカム手段(22)およびラッチ装置(4)のカム手段(23)が、互いに摺動する表面からなり、各表面が取っ手(3)およびラッチ装置(4)の回転軸に平行に伸びる母線を有する円筒状表面の形状であり、相互作用する表面が、取っ手(3)を跳ね上げ位置から押し下げ位置に戻すことにより互いに離れるが、ラッチ装置(4)が蓋部(2)と係合状態を維持する構造であることを特徴とする、請求項1、2、3、または4に記載のスーツケース。
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同族专利:
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引用文献:
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法律状态:
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优先权:
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